「コトリナ」よってこ音結ミニコンサート

 よってこ音結ミニコンサート,今回は新春のオープニングにぴったり,琴とオカリナのユニット「コトリナ」さんでした。例によって,きろくがかりの私が今回もレビューさせて頂きます。

 「愛の挨拶」で始まった演奏はどことなく厳かな雰囲気。緊張感も伝わってきました。そのあとは日本のポップスから「ハナミズキ」。みなさんもいろいろなヴァージョンを聴かれているとは思いますが,オカリナと琴での演奏をお聴きするのは初めてだったのではないでしょうか? オカリナの音色は美しい旋律にぴったりです。お琴もぼくの思っていたイメージとはずいぶん違ってすっと馴染みますね,いろいろな音楽に。

 本日はこれまでとは違って,よってこ十間堀さんには「和菓子と抹茶のセット」をご用意して頂きました。桜色の和菓子,深い緑のお茶,そして,コトリナさんのお着物も相まって華やかな雰囲気が会場いっぱいに広がりました。

【6分を経過したあたりで本編がスタートします】


 「浜辺の歌」「蕾」とそれぞれソロ,ジブリの音楽までが純粋な「コトリナ」。そのあとは,キーボード,ベース,ドラムが加わり,いきなり,なぜか「お琴について」の質疑応答(笑) いや,これはお約束となっております。

 ほどよいスペースなんでしょう,この質問コーナーが意外と盛り上がります。今回は琴の弦の数や歴史,調音,音階などの話しなど。つづく「島唄」の中で使用された「レインスティック」という楽器のことも出てきます。どんな楽器か想像がつくでしょうか? 詳しくは映像でご覧ください。

 最後は「TAKE FIVE」という5拍子の曲。オリエンタルな琴の音色は,アルト・サックスも逃げ出しそう。そして,ジャズの曲らしくピアノから始まったソロまわしはドラム,琴,ベースと一巡。普段はバンドで琴を演奏されることはないと思いますが,しつかりリードされていました。

 アンコールを頂き「見上げてごらん夜の星を」で締めくくり。演奏開始から約50分,あっという間のひと時でした。満員の会場の方々の表情も満足されているようでした。

 ご来場頂いた方々,Ustreamでご視聴頂いた方々,会場ならびに関係者のみなさま,どうもありがとうございました。次回は 2月18日(土)15:00より「スプロケッツ」さんを予定しています。アコースティックな音作りでのスタンダードのロックナンバーと伺っております。こちらもお楽しみに!