速読しないで1冊読める! 10分間リーディング

あいにくの空模様。最近は,いろんな Weblogを見て,ピンときたものを図書館で借りるという場合が多いです。今回もそのパターン。ちなみにこちらです。あたたかい文章です。
http://d.hatena.ne.jp/mitsu1973/20110325/1301019689

速読しないで1冊読める? しかも10分間で? 確かめたくなるじゃないですか。しかも,それが出来たら1日1冊も不可能じゃない。ぼくは決して速いほうではないので,それは,夢のような提案です。


10分間リーディング

10分間リーディング

表紙を開くと,カラーページで写真も交えながら,10分間リーディングの流れ,コツ,読書ノートのつくり方,便利なアイテム紹介などが続きます。ハックものに似た雰囲気ではあるけれど,絞られたテーマだろうから大丈夫かな。まずは「期待大」という雰囲気です。

さて,最初に種明かし的に始まる本書。つまり「大前提がなければ10分で読むことは無理」だと言うことでしょう。

  • 読む時間は「1冊10分」と決める
  • 第2のタイトルをつけてから読む
  • 「Read」よりも「Search」で読む
  • この本から得ることは1つと決める

読み方としては上記の PART 1の最初の4つの見出しに尽きます。

いきなり,最初に10分と決めてしまうというパワープレイ! しかし,それを実現させるために工夫をするという感じです。

ひと息で言うと(まず大きく空気を吸ってください ^^)

本の「はじめに」と「目次」をしっかり読み,本のコアを掴み,自分がこの本から得たいもの「1つ」に焦点をあてた「オリジナルのタイトル」を付ける。あとは,読むというより,付けたタイトルに沿ったキーワードを探す感じで突き進む!

です。

ほかには,そのタイトルの付け方や,読書カードを作ってそれを読み返す,アウトプットする,この手法に向いた本の選び方(やはり文芸ものは向かないでしょう)などのことが書かれています。

また,同じ本でほかにも注目したいときは,あらたにタイトルを付けて同じ作業を繰り返すとあります。それでも3回繰り返しても,読むことに関して言えば延べ60分もあれば済みます。効率的なのには違いありません。

さて,これで良いんでしょうか?

というのは,あきらかに読者サイドの読み方ですよね。少々,乱暴な気がしないでもありません。たとえば,この「10分間リーディング」を10分で読んで全てが伝わると思われているのでしょうか? おそらく,著者は全部が伝わる必要もないし,読者の好きな読み方で構わないと割り切ってはいると思います。

でも,それでは「10分間リーディング」がコンプリートしないのは明白です。

曲順も苦しみ抜いて考えたのに,いきなりシャッフルで聴かれたような,1曲だけダウンロード購入して聴かれたような,なんとなく,そんなミュージシャンを思い浮かべてしまいました。しかも,そんな状況でアルバムの評価をされても…… 違うでしょう?

ポイントを絞って読み進めることは,とても参考になりました。10分では無理としても,本を選んで実践してみたいと思います。個人的には得られるものは大きいと思います。間違いなく読んで良かったです。おすすめもします。

ただ,この方法だけで読んだものを「影響力ゼロのこの場所」とはいえ,書くことはないでしょう。実践で鍛えられた方々は違うのかもしれませんが,批判めいたことを書くクセがあるぼくには無責任すぎると感じています。



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