ホラリー占星術の鑑定手順

このWeblogに対しての誤解もあるかもしれませんので,あらためて。


まず,ここでいう占星術とは,ほとんどが,ホラリー占星術です。
古典の技術を中心としていますので
天王星海王星冥王星も考慮していません。
正直に言うと,それらを古典の中に取り入れることは
いまの私の実力では,ハンドリングできません。


モダン占星術とは似て非なるものと考えたほうが間違いがないでしょう。


そして,書かれていることをいくら読んでも鑑定できるようにはなりません。
ホラリーの鑑定手順を理解して頂けたらとの思いで書いています。


ひととおり書き終えたとき,
「ホラリー占星術とは?」という問いには
及第点をもらえる答えを出せるかも知れません。


鑑定の手順をざっくり書きます。


1. 依頼者から質問を受け,正しく内容を理解した時間と場所でチャートをつくる。
2. チャートが有効かどうか調べる。(ラディカリティ)
3. 依頼者と対象となる事柄のハウスを見定める。
4. そのハウスから天体(支配星)をそれぞれピックアップ。(シグニフィケータの選択)
5. それらの天体の品位を調べる。(ディグニティ)
6. 依頼者と対象の天体間での,内に秘めたものを探る。(レセプション)
7. 依頼者と対象の天体間での,起こり得る時期,過去を調べる。(アスペクト
8. 恒星,アンティシア,他の天体を介したアスペクトなどの影響を考慮する。
9. 上記を踏まえて鑑定結果を導きだす。


これを,同時にレポートに起こしながらとなると,数時間,平気で掛かってしまいます。チャートと質問内容を載せると,A4で 4〜5枚というところでしょうか(鑑定の内容によって違いますが,3,000文字超えることも)。


さて,ここで注意しなければならない点があります。


このWeblogで書いているディグニティや,これから書くであろうレセプションで,良い状態であっても鑑定結果が良いとは限りません。あくまで,ひとつの要因でしかないからです。アスペクトにしてもそうです。一般的に良いとされるトライン(120度)であろうとも,天体の状態を見なければ始まりませんし,そもそも,それが依頼内容に沿った天体(シグニフィケータの選択)でなければ意味がありません。


興味をもって頂いた方は,カテゴリーの「占星術」をお読みくだされば,もう少し詳しいことが分かると思います。また,鑑定のサンプルは【本館】about Horary Astrologyにあります。7. 8. は順番が前後する場合もありますが,基本的な鑑定の手順は変わりません。


私は,古典占星術の「システマチック」な部分に強く魅かれています。曖昧さを極力排除できると思うからです。それでも,主観が入ってしまいます。どれだけ客観的になれるかが重要です。だからこそ,自分をみるのは難しいのです。



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