アスペクト概要 Vol.3
前回,アスペクトはサインの親和性に基づいているということを書きました。アスペクトが完成するとき,すなわち,2つの天体の角度が,ジャスト60度,90度,120度,(コンジャンクションの)0度と,なるときは,前回の説明に必ずあてはまります。サインは30度で区切られているからです。
しかし,天体にはオーブが認められています。注意してください,アスペクトにではないですよ,天体にです。
太陽には15.0-17.0度を,月には12.0-12.5度を認めています。これは目視できる天体の光のおよぶ範囲と捉えてよいでしょう。太陽をオーブの中心に置いて言い換えるなら,7.5-8.5度,月をオーブの中心に置いて言い換えるなら,6.0-6.25度となります。これを,モアイエティと呼びます。
すなわち,太陽と月の間でのアスペクトとして認められる範囲は 13.5-14.75度ということになります。お互いが手を伸ばして指が触れあう範囲とでも言いましょうか。ですから,セクスタイルでも,トラインでも,それは変わらないのです。
伝統的占星術でも,天王星,海王星,冥王星を用いる場合がありますが,基本的に,目視できない天体ですから「オーブは限りなくゼロに近い」となります。
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