円高

最初に断っておきますが,占星術的な意味合いでの「円高」を語ってはいません。金融占星術とは無関係です。


一般的に「円高」は米ドルに対して使われることが多いと思います。私は,1ドル=360円の時代も,なんとなく記憶にあるような無いような,そして現在の変動相場になったニュースも覚えているような覚えていないような……な年代です。


それが現在は84円台を見て,いま現在86円台に入っているものの戻りも重い状況。


投資はしていないから私には関係ないと思っている方も多いかもしれません。果たしてそうでしょうか? 輸出入ともに大きな為替変動はリスクです。


とくに輸出が大きな割合を占める企業の「企業内想定レート」から想像以上に円高に乖離してしまえば,多額の損失を計上しなければなりません。そうなると必然的に株式も売られることになるでしょう。


株式を保有していようが,していまいが株価が下がれば,景気は落ち込みます。長期保有を決め込む投資家でも目減りした資産を前に購買意欲は湧きにくいでしょう。そうなると老舗デパートなどの業績も下がり株価も低迷。


そうした動きは,関係の無いと思っている人たちの周りにも忍び寄ってきます。買いたいものも積極的には無いような日本では価格は下がる方向に向かいます。そうしないと売れないから。そう,デフレが加速(というより継続)します。デパートには行かないから関係ない,じゃなく,毎日のように使ってるスーパーの価格が消耗戦に入っている「フェア・プライス」でない可能性が高いのです。


夏は夏らしくあった方がいいように,日本円にも,株価にも,その幅はあっても「フェア・プライス」があると思うのです。



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